ビターチョコ

BORUTO NARUTO THE MOVIEのビターチョコのレビュー・感想・評価

BORUTO NARUTO THE MOVIE(2015年製作の映画)
3.7
期待通りだった。
2015年夏に公開の映画。

あらすじ
『NARUTO』の主人公ナルトは火影になり、息子のボルトは成長して忍者の学校に通ってる。そのボルトが、父親のナルトと必死に関わろうとするストーリー。

正直なところ、ストーリーはとても退屈。だが、キャラに魅力があるから面白かった。何より作画レベルが高いし、演出も安心して観られた。

つまり、たぶん、『NARUTO』のキャラを知らなければ面白くない映画だろう。正直に書くが、映画通の大人が観るに値する映画じゃない。しかし『NARUTO』のキャラは魅力があるので、私はとても楽しめた。

最初に「期待通り」と書いたが、それは作画のこと。EDのスタッフロールで分かる。今の日本のトップレベルのアニメーターたちが、作画監督と絵コンテと原画を担当している。

・ナルトとヒナタ
・サスケとサクラ
二組の夫婦の歩みは、原作やTVアニメ版を観ていないと、さっぱり理解できないだろう。その意味で、この映画は「良い映画」ではない気がする。それと、二組の夫婦が話すシーンが一度もなかった気がする。つまり脚本が駄目。監督も駄目。私見だが、そう思っている。しかし作画が良いので高評価したい。

すぐの追記
この映画のための…原案は原作者で、脚本担当も原作者だけ(脚本協力として小太刀右京氏の名前があるが)。上はそれを知らないで書いた。なんて退屈なストーリーだろう。

あくまで想像だが、岸本氏はA4の紙1枚にプロットとあらすじを書いて小太刀に渡し、30分話しただけ…なんじゃないか?

それにしても、ジャンプ漫画の映画は多くが駄作だ。少年サンデーに連載された『うる星やつら』の劇場版第二作「ビューティフルドリーマー」のような傑作は存在しないようだ。おっと、劇場版『鬼滅の刃』は大ヒットしたが、番外編でなく「原作7巻・8巻」の映画化らしい。