ビターチョコ

アルジャーノンに花束をのビターチョコのレビュー・感想・評価

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)
4.2
観て良かった。
有名SF小説が原作の映画。
小説は有名かつ名作らしい。
だから映画版は、ずっと気になっていた。
フランス語の映画で、レンタルDVDで観た。
2006年の映画だから、20年くらい前の映画。
そのせいか、古いとは思わなかった。

●あらすじ
生まれつきIQが低い男性が、最新の医療実験を受けることで、IQが高くなる。凡人どころか、天才になってしまう。そして・・・

観て良かった。
私には、ずっと残る映画だから。
でも悲しい映画だった。

■概要
原作は1960年頃だから、もう60年くらい前だ。そのせいか、原作と設定が違うらしい(その情報はネットに多数ある)。
でも本質は変わっていない。
無理して天才になることは幸せなのか。
科学は人を幸せにするのだろうか

アメリカで1968年に映画化されている。日本でもテレビドラマになっている。原作の本質が、誰にでも訴える内容で、古びないものだからなのだろう。

■ほか(ネタバレ有り)
私はフランス映画に疎いから、知らない俳優ばかりだし、監督も知らない(ハリウッド映画に詳しいわけじゃないけど)。だけどこの映画が良い映画というのは知っていたから、安心して観始めた。

またいつか、この映画を観たい。主人公の男性は、交際中の女性に酷いことを何度も言うが、再見時、意味が違って聞こえることだろう。

ところで長編小説を全然読まない私だが、この小説の名前だけは知っていた。今まで雑誌と本に何度も出てきた。だから興味があった。その関係で、アルジャーノンがネズミというのも知っていた。でも、花束の意味が分からなかった。

この映画は良い映画だ。でも原作小説を読みたいとは思わない。だけど書店でちょっと開いて1分くらい読むかもしれない。
小説は映画より「人の気持ち」としての情報が多く、たとえば独白などで心情的な内容が深いことが多く、だから読むと充実した気分になることが多い。でも私は長い小説が苦手なのだ。短編小説なら大好きだが。

■コメント欄
映画ラストの見解を書いた。