何だかケヴィン・コスナーに似てるなぁ…、え!本物!な作品(笑)
いやぁ、ひっさしぶりにケヴィン・コスナーの主演映画を観ました。
出る映画全てでカッコいい役ばかりのケヴィンが今作では愛情や罪悪感という感情を持たない死刑囚。
しかも、脇を固める俳優さんがこれまた凄い!
CIAロンドン支局長役にゲイリー・オールドマン。脳の中の記憶を移植する手術を担当する博士役にトミー・リー・ジョーンズ。さらに冒頭で拷問にかけられあっさりと殺されてしまうCIA諜報員役にライアン・レイノルズと、まあ錚々たるメンバーで、ストーリーについてもパッケージに書いてある内容からするとSFもの?なんて想像していたものを見事にひっくり返してくれる正統派のスパイアクション。
はっきり言って大好きな作品です。
細かい設定やストーリーはご自身で調べてもらうことにして、私の主観しかない感想を書かせていただくとすると、やっぱりケヴィン・コスナーはカッコいい!ということ。
最初はなんとも形容し難いむさ苦しいオッサンにしか見えない死刑囚のジェリコなのだが、殺されたCIAエージェントのポープの記憶を移植されたのちに、ポープの妻ジルとその娘エマと出会ってからは徐々に今まで感じたことのなかった感情が芽生え始め、顔つきすら変わっていくところがたまらない。
また、私自身がクリストファー・ノーラン作品が大好きなため、彼の作品に多数出演するゲイリー・オールドマンが好きなんですよ。
生前のポープが彼が匿っていたダッチマンの居場所を探すため、ジェリコはCIAとテロリストのどちらからも追われることになるのだが、ジルとエマも巻き込まれ二人を助けに向かうあたりはなかなかの見どころ。
個人的にはジェリコの中のポープの記憶がジルとの対面で蘇り、思い出の場所などを語るシーンでは思わず胸が熱くなりましたね。それと、娘エマとのシーンもサイコーでした。
いつもと違うケヴィン・コスナーながらも正統派な洋画を観たいという方には強くオススメの作品です!