このレビューはネタバレを含みます
ジャッキーとアメリカ人（見た目とってもますだおかだの岡田）のアクションロードムービー。
これはかなりおもしろかった。ジャッキーのアクションもよかったし、ロシアから香港まで旅をする途中で、モンゴルやら色んな中国の土地の風習が見られるところがとても楽しいし興味深い。
ただ、致命的に惜しいところは、最初の方の登場人物紹介のアニメーションのところで、さっき死んだはずのエリック・ツァンの名前が結構前の方でしっかり出ちゃうんだよね。そこ見た瞬間に、これ、エリック生きてるんちゃうの…？ってそこでネタバレしてしまうというところ。
とはいえ、エリックってあんなに小柄で小太りでかわいい顔なのに、インファナル・アフェアの影響が私の中で大きいのか、なぜかマフィアのボスとして出てくると、「よっ！待ってました！」と声をかけたくなってしまうくらい似合ってる。丸い眼鏡も悪そうでいいわ～とか思う。
ただ、最後の死に方はあっけなかったな。なぜ自ら死を選んだのか、おそらくは自分はもう娘に必要とされる父親ではないことに絶望したんだろうと思うのだけど、そこら辺の描き方がちょっと雑な感じはした。
あと、警察ものあるあるで、ボスが悪者とつるんでましたーもあったけど、それはちょっと使い古されすぎでは？と思わなくもなかった。
でも、総合的に見て、ジャッキーのこの感じの作品は70点台は絶対取れる作品が多いと思うんだけど、これはもうちょっと上に行くんじゃないかなと思う。
