このレビューはネタバレを含みます
音楽と舞台に愛された二人
ラスト、肩をぶつけたところをキスから再生する演出がとても良かったです。
そこからの一連の流れは「あの時もしこうだったら…」ではなく、二人に音楽と舞台の力があるからこそ、あの一瞬で彼らが共有できた時間だと思います。
ザ・ミュージカル(音楽と舞台)というアナログな演出が効いていました。 二人が追い求めていた芸術の力の大きさがよく表れていて、とても良かったです。
音楽や舞台は、一瞬の輝きを永遠にできるパワーがあるのだと見せてくれるような映画でした。芸術は、いつでも時間を越えられますし、色褪せません。
最後の二人の微笑みは、「自分たちには音楽と舞台の力がある。そのために道が別れてしまったけれど、その力があればあの日々はいつまでも色褪せない」と言っているように個人的には思いました。
音楽と舞台に愛された二人には、最高のハッピーエンドだったと思います(^-^)
