たなさんの映画レビュー・感想・評価

たな

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耳をすませば(1995年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます


申し訳ないのですが、本当に気力がみなぎってパワーマックスという稀有な時にしか観られない映画。

青春のひりつく部分を直撃してくるからでしょうか?
中身のないキラキラした青春群像よりはよっぽど好感が持
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


二人でひとつ、躁鬱状態


面白かったです。
アナのイカれ具合がいいですよね。一人ぼっちの一人遊びで、長い時間を乗り切ってきたのが言動によく表れていて面白いキャラクターです。

本来の力を抑圧されて
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


いびつな集まりが家族以上の何かに見える瞬間がいくつも

面白かったです。
海辺での並んだ背中や、見えない花火を縁側から揃って見上げるシーンなど。
それまで丁寧に描かれてきた登場人物のいびつさが、ある
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シンデレラ(2015年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

どうしようダメでした。

アニメーションなら気にならないのに、どうしても世界観に入れず辛かったです。
シンデレラというストーリーでは仕方がないのですが、説法を聴いているように思えてしまい冷や汗が止まり
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


伝統にも都会にも愛が溢れている名作

魔女の血という伝統を背負うキキと、航空力学の都会少年トンボの対比がたまりません。
都会にやってきたキキを支えるのが受け継いだ魔女の飛ぶ力で、さらに母に仕込まれた
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美女と野獣(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

わぁ!
手の燭台ってコクトー版のリスペクト?すごいテンション上がりました!

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本家屋への機器搬入や電脳世界のバトルが面白かったです。

都会から来た主人公が「大勢で食べるご飯が…、皆で花札が…」と、初めてのものに触れるところは台詞ではなく場面で感情の動きを観たかった。

あと
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未来のミライ(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ…(°Д°)

いやでも現代に家族を描こうとするとこうなるんですか…?核家族の苦悩??
主人公の気持ちが「妹への葛藤」よりも「両親の不安定さ」で占められてるように感じてテーマがぼやけました。
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


真贋とは

主人公は絵画鑑定士。
その真贋決定権を利用し、本物を贋作と偽ったりして自身の懐に名作をコレクションしています。
そんな真贋を見極める目を持つ彼が惹かれるのが「本物」にはあるはずのない「不
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0


もう粋。
死というものが日常にとても近いからこそ、こんなに生と粋を感じるのかな。

大好き。
明日も頑張れる。

ゲルマニウムの夜(2005年製作の映画)

2.5

ああ…思い出の映画だったのに。
主演逮捕のニュースで悲しくなりました。

綺麗とは何か
汚いとは何か

家畜と汚物と泥の匂いたつような映像がいいです。
そこに真っ白な雪が積もり、その上で暴力がふるわれ
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

B面

両面ディスクだと知らなかったころは、イットの雰囲気ある恐怖にどっぷり浸かることができました。
面白いです。
なのにB面が。B面の存在を初めて知り、それを再生したら最後、長らく心にあったピエロへ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

憂鬱になる

個人的にですが、観終わった後に「世界って、生きるっていいことだよな」とポジティブになれる映画が好きです。
これは真逆の効果があり、憂鬱になります。

酷い世界を描くのはいいのですが、ただ
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君の名は。(2016年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎が好きじゃないのかな?

伝統もその町の歴史も、都市と田舎の対比も、二人のための設定にしか感じられませんでした。
特に組紐は、ただ美しい色が並んだ一枚絵を入れたいだけなのか?と思うほど意味を感じず
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

マジョリティの苦悩

主人公たちは、社会で権利の認められていない「声なき者」を背負ったメタファー要素が強いので、彼らよりもマイケル・シャノン演じる警備員が面白かったです。中間管理職の苦悩がよく伝わって
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アッシュガール

父の犯した過ちから流出し、現在もネット上で閲覧ができる少女の写真。灰まみれでこちらを見つめる少女、アッシュガールの映像に力がありました。
主人公は、この写真を常に不特定多数の男性に閲
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽と舞台に愛された二人

ラスト、肩をぶつけたところをキスから再生する演出がとても良かったです。
そこからの一連の流れは「あの時もしこうだったら…」ではなく、二人に音楽と舞台の力があるからこそ、あの
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

色鮮やかなCG紙芝居のよう

ミュージカルといっても歌でストーリーが展開することがなく、作り込まれた平坦なCGがただ並べられた印象です。MVだったらそれぞれ素晴らしい映像だと思いますが、ミュージカルな
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