子役のサルーが可愛い。澄んだ目。
過去と現在を行き来する回想シーンが印象的。
サルーが一人で走っているシーンや
兄と仲良く 笑ってるシーン。
海の中でぽつんと一人たっているシーンが
印象にのこった。
孤独と後悔を胸に抱えたまま
5歳で家族と別れた少年が
25年の歳月をかけて故郷に戻る実話。
インドの外れた村の暮らし、
カルカッタの暮らし、駅のホームや外で
寝る孤児、人身売買のわな、
リアルなインドの現状が描かれていて良かった。
5歳の頃のサルーは涙を見せない姿が印象に残った。家族と別れ兄とも別れ たった一人で強く生きてる。
養子として迎え入れられたサルーは
もともと 母親思いの優しい少年なので
里親の夫婦との関係も上手くいくが
弟としてやってきた子は 現状が受けいれられずに
自分を傷つけたり、叫んだり、薬に溺れたり。
自分の過去に苦しめられる子が数多くいるのも
現象だと思った。
グーグルアースっていうのが現代だなぁと思った。
幼い頃の記憶が蘇ってくるたびに
苦しんでいるのが 分かった。もし自分がそうだったら、、、想像できない。
ラストは感動。 タイトルのLIONって
何なのかと思っていたのが なるほど～と。
