【Green Book】
黒人天才ピアニストのドスと
黒人差別主義者で誰にも物怖じしないトニー
生活も性格も価値観もまったく異なる２人が
Green Bookを頼りに
アメリカ南部を回るツアーに出かけ
仲を深めていく 実話を映画化。
ドスは上流階級の白人に演奏する
舞台の上では喝采を浴びるが、舞台を降りれば
侮辱され 差別されるという現実。
「品位を保て、それが何者にも勝る」
分かち合う仲間もいない孤独の中で
白人社会で生きる術、自分の信念を貫く姿に感動した。
トニーは黒人差別がひどい印象だったが
ツアーを通してドスの振る舞いや信念を肌で感じながら黒人差別への価値観が変わっていくのが分かる。
ドスはなぜ 黒人差別が激しいアメリカ南部に
わざわざ ツアーを回ったのか
そこには白人に対し、黒人として
天才ピアニストとして 現状を変える
（黒人差別の排除）求める行動だったのだと理解した。
黒人が集まるバーで無邪気に笑い夢中で演奏するドスの姿とそれを温かい笑顔で見守るトニーの姿に心が温かくなった。
