MuguxxN

ルワンダの涙のMuguxxNのレビュー・感想・評価

ルワンダの涙(2005年製作の映画)
3.0
【ルワンダの涙】

1994年となると 当時私は3歳。
平和な日本と治安が不安定な
ルワンダに生まれた 違いだけ。
同じ人間。住む世界が違うだけで
こんなにも人生が左右されるのだと思い知らされた映画。

実話というのも驚くが
この映画を制作したスタッフ達の中に
この悲惨な現場を経験し
家族や兄弟、親族を残虐され
自分達も死の恐怖を感じながら
生き延びた事実を知り
彼らの笑顔を見ると 強い と本当に
複雑な心境になった。
クリストファー神父の【犠牲は最大の愛だ】と
言う言葉は 心に残る。
命を賭けて 彼らと共に死を選ぶことは
誰にでも出来ることじゃない
映画の中でも白人は我先にと 援助に来た
トラックに乗っていった。ペットの犬さえも。
ルワンダ人の夫は乗せてもらえなかったのに。

平和維持ではなくの平和の監視って何。
護る って 形だけで 待機しかできない現実。
撤退命令が下れば、そそくさと逃げ去る。
去ることが 大量虐殺を産むことになるのに
見放した側の罪はないのかよ。
惨すぎて、苦しくなった。
80万人のルワンダ人が殺された現実。
忘れずに、 この映画が多くの人に知られて
世界平和に繋がるようになればいいと思った
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