【彼女がその名を知らない鳥たち】
最低な男と最低な女がたどり着く急遽の愛。
あなたはこれを愛と呼べるか
この予告の言葉がなければ、
正直 気味が悪い映画だなぁと思っていた
出てくる登場人物全員に共感できなかった
とくに じんじの 十和子に対する
異常なまでの執着する愛情。
ちょっと変態なストーカー基質を感じたけど
それが この人の愛し方なんやな~と思った。
十和子は好きになると自分を犠牲にしてでも
その人の役にたちたいっていう自滅型の恋愛。
そして 凄く 孤独 を抱いてるように感じる。
タクラマカンが永遠を意味する場所であったり
無限の死滅を意味するように
十和子が求めていたのは 永遠の愛。
なのかなと思った。
十和子は 愛 を知らない、だから
登場人物の男性たちのことを真に受けれない。
ラストは衝撃だったけど、
十和子の愛を受け止めてくれたのは
じんじだったのかなと思った。