広義のゾンビ系映画と言えるのかも。。
”生きる屍”も、今や全力疾走してしまう時代。本作の”それ(it)”は、逆にゆっくりゆっくり追いかけて来ます(笑。
あらためて思う。”ゆっくり”って意外と怖いよ!!なんでかな?
とりあえずは、なんとか逃げられそうな期待を観客にもたせてしまうので、かえってハラハラドキドキさせてしまうのだろう。
細かな設定もよく出来ていて、実に面白い。
ふつう、ゾンビ系映画は感染した側が、感染していない者に襲いかかるという流れ。
しかし、本作は”まったく”逆”。”それ”に付け狙われるのは”感染者”の方。おまけに”感染者”以外の者には、”それ”の姿すら見え
ない。故に、”孤独な闘い”を強いられてしまうのだが。。
”セ○◯スで感染。。”
このルール設定も鋭い。おかげで正真正銘のホラーでありながら、青春ラブドラマとしての要素が、物語の軸としてしっかり組み込まれてしまうのだ。。
しかしまあ、、恋するオトコは哀れだねぇ。