Haruna

イット・フォローズのHarunaのレビュー・感想・評価

イット・フォローズ(2014年製作の映画)
4.0
旅行中にも映画を観るという
そしてホラーチョイスです。笑

正直初見の感想としては
こわい、“It”て何!?!?
みたいなしょーもない感想しか持てず☆3ぐらいかなー?て思ってたんですが…!
皆さんが言うように“It”がどんなメタファーなのか気になってネタバレサイト見たら一気に評価上がりました!
(あ、メタファーの意味がそもそも分からず先にググッたのはここだけの秘密で。笑)

以下、解釈になります!

まず、設定が面白いな、と思った(これは初見の時から)
“目に見えないけど実態のあるそれ”が歩きでしか追いかけてこないてなかなかない設定だな、と。
で、ネタバレサイト見て“It”が“死に対する恐怖心”であったり“死”であるというのを読んで納得。
死はどんな人間にも確実に訪れるものでありそれは確かに歩きのようにじわじわと迫り来る恐怖とリンクすると思った。

そう考えると感染した主人公たちが寝ている間に“It”が襲ってこない理由もわかる。
なぜなら寝ている間は死を意識することはないから。
そして感染した人たちが死ぬ時は必ず足を押さえつけられたり歩けない状態にさせられているのも、“人生を歩むことを止めた”という解釈ができる。

ホラー映画によく出てくる幽霊は“目に見える実態のないもの”であり“It”の“目に見えないけど実態のある”ものの正反対というのも“生”を意識してる気がする。

そうこれは“生と死”の物語だ。
とネタバレサイトから拝借、自分の感想です。そして一緒に観てた人の解釈です。

なぜセックスすることで感染するのか、という疑問が残りますが
これもきっとセックスは次なる生が誕生するための行為だからなのかなー?と。

生き残るためには死に対する恐怖心に打ち勝ち前を向いて歩み続ける、これが正解だ、というのを読んで心底納得した。
だから主人公たちは“It”に打ち勝ちハッピーエンドなのだ、と。

あ、あと“It”を倒した?時に血が溢れるシーンもやはり“死”が死んだということでその恐怖心に打ち勝ったことを表しているのかと。

“It”と言えばスティーブン・キングの“IT”が有名ですがやはりそれも“恐怖”を具現化したものであり通じるものを感じました。
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