負い目はひとを弱くする。
そして魅力的にする。そばにいたくなる。
宮沢賢治の『ツェねずみ』はサイコーに最低だと思うけど、三島由紀夫の『金閣寺』の柏木にはべらぼーに感心したもんだ。
この一匹と一人みたいに負い目を武器にしてシタタカに生きていければいいけど、普通の人はそうはいかない。(あ、負い目どころか胸張ってストーカーしてる今作の秋子は最狂。)
そんな普通の人たちは恋をしましょう!
って映画。
“負い目”と“恋”は
微妙なバランスで成り立っているけど、
その先に“そんなことより好き!”がある。
恋をすることは素晴らしい!
恋をしたくなりました。
妻がいるという負い目があるけど。