デヴィッド・ロウリーの中ではこれが一番好きかも。
素直な子どもたちと優しい大人たち、そしてかわいいドラゴンが登場するファンタジー。
出てくる人がほとんどみんな善人。
ちょっと悪い人も出てくるけど、描き方が優しい。
主人公の男の子、ピートを支えるグレース(ブライス・ダラス・ハワード)や、その父(ロバート・レッドフォード)の関係もいい。
ドラゴンはもふもふで、触ると気持ちよさそう。「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴンとは全然ちがっていて、どっちかというと空飛び大型犬といった感じ。よくあんな重そうな体で空を飛べるなという気もするけど、かわいいからよし。
結末もよかった。
寒さ厳しい北米の森の中で、幼い少年があの半裸状態でどうやって生き延びられたのか不思議だけど、まぁファンタジーなので。
こういう優しい映画を見ると、汚れた大人の心が洗われるような気持ちに。
デヴィッド・ロウリーは、この映画の成功があって、ディズニーから実写化『ピーターパン』を任されたのかな。