まず言いたいのは、邦題が悪すぎ。
ポスターが悪すぎ。
華麗なる大逆転⁇
どこが華麗なんだよ！
むしろ、後味悪いわ！！
ポスターも。
オーシャンズ的な横並び。
チームものか？
チームでウォール街に戦いを挑んじゃうのか？
と期待していた分、鑑賞しながら早くチーム組めよっ！！
え？出会いもしないの？
とイライラしてきました。
余談ですけど。
今時、公開初週の興行収入が映画の成否を決めるわけではない。
SNSが発達して、フィルマークスのようなアプリで評価され、情報を少なからず集めて失敗しないように映画館に行く客層が多い中で、必要なのは作品が伝えたいことを正確に客に伝えること。
そこに齟齬があれば、なんか思ってたのと違った。というマイナスイメージから出発することになる。
と自分は思います。
さて、中身に。
思ってたのとは違いましたが、個人的には割と好き。
何回も見るかと言われれば見ませんが。
難しい専門用語をどう説明させるか。
安易な説明台詞ではなく、笑いを含ませながら、説明しようという発想。
これは発明であり、先進的だなと。
マーゴット・ロビーをチョイスするのも素晴らしい！！
できることなら、ハーレイクインでやってほしかった笑
カタルシスが無いことが、作品が伝えたいこと。
勝利者なんて実はいない。という現実。
そここそが、製作者が伝えたいことであり、原作者が伝えたいこと、そのもの。
その着地点に落ち着かせる勇気は、素晴らしいと思う。
フィクションなんだから、やり方によってはもっとエンターテイメント的にもできた。
銀行側をより悪に描いて、はぐれ者たちが頭脳を使って一泡吹かす！みたいなね。
そういった安易なエンターテイメントにせずに、現実を突きつけてくるあたりが大人なエンターテイメントだなと。
キャスト陣も最高！
ライアン・ゴズリングの出番が若干少ないかな〜笑
あと、綺麗所の女性が出てこないのも残念。
その分、スティーブ・カレルが見せてくれます。
安全神話批判という意味では、日本人にも必要な映画ですし。
自分を信じれるようになろうという啓発映画でもある。
銀行がそう言ってるから、政府が安全って言ってるからと安易に信用するのではなく、自分の目を肥やそうと。
こういうメッセージは好き。
言うなれば日本の選挙にも通ずる部分があるなと。
まぁ、それなりにオススメです笑
