映画としては、単純にリーマンショックが起こる前とその裏で大儲けをした人たちもいたという内容。
マーケットにおける失望や狂喜はよく描かれていた様に思う。
ライアン・ゴズリングの醸す空気感はさすがという感じだった。
以降は、もう少し専門的な観点で感想を。
この映画から学ぶべき所も幾つかありました。
あらためて、投資には光と影があること。
ブラッド・ピットが劇中で述べた様に、マーケットが崩壊する裏で多くの人が職を失ったり、家を失ったりする人もいること。
アメリカという国のマーケットがいかに巨大で影響力の強い場所であるのかということ。
CDSやCDO等といった“証券化”商品や、大儲けの手段として空売りを行う等の高いリスクを伴う取引を行うことが容易くなったこと。
そして、それらが非常に複雑であったことがこれ以降のマーケットにおける大きなリスク要因になっていること。
ただ、これだけの未曾有の危機に瀕しても、それを大幅に上回る成長を見せた米国マーケットや企業があったこと。
それらはすべて私たち人間のこれからにも大きく繋がったこと。
途中、Facebookのいいねマークが映し出されたりしましたが、こういうところにもこの映画で伝えたい光と影があったのでないでしょうか。
複雑で見え難くてもそれでも眼をしっかり開けてこれからも進んで行けますように。
どうでも良いことを長々とすみません。
読んで頂いた方ありがとうございました。