スコアは迷ったけれど、こういうアニメがどんどん出てきますように、という気持ちも込めて、上げた。原作もテレビアニメ版？ も全然知らないので比較は難しいのですが、とにかく話がよく出来ていれば全然ワクワクで観れるし何より映画館を出たときの満足度がまるで違う、という典型的ないい例の映画。いやー、これはいいでしょう！ こんな質感のCGアニメで東京や「家族に乾杯」みたいな小さい島が出てくるのも新鮮。エンドクレジットは精一杯水増ししていたけれど……これだけの少人数でここまでのクオリティの映画が作れました、というのは素晴らしいし、その点でも結構必見度が高いというか……、ちょっと誉めすぎれば、かなりの金字塔だと思う。ただ、ノロイの野村萬斎だけは明らかにミスキャストで、やはりこれでは狂言師だよね……。でも、僕がこの映画のキャスティング・スタッフだったとして、「野村萬斎さん？ いいーですねえー！！」って言っちゃってた気もするけれど……。主要キャラも多いので、もうちょっとどんどん殺したり、引き裂いたり食い千切ったりしたほうが怖さが増して良かったのではと思うのですが、そこはやっぱり、キッズ・ムービーだから？
劇場（2015.10）
