マルメラ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のマルメラのレビュー・感想・評価

3.7

【WARってタイトル付けるなら戦争して欲しかった】

原題が「War for the planet of the apes」。
邦題が「猿の惑星 聖戦記」。
いよいよ、猿と人間の最後の戦争が始まるのかなと思いきや。
テーマは戦争というより、復讐の連鎖を断ち切れるかどうかにフォーカスされていた。

シーザーが馬に乗って先陣切って突っ込むような、そんな戦争を期待していた分、ガッカリ感は否めない。

これは予告編を見ずに鑑賞した自分の失態です。

【正義がどちらにもあるから面白い】

猿側にも人間側にも。
人間側に寝返ってるゴリラにも。
それぞれ正義がある。
「生きる」ための選択をそれぞれがした結果、互いを殺すことになり、裏切ることになる。

どの視点から見るかによって見え方が全然変わってくる映画って素晴らしい。

今作は猿側にフォーカスされているが、人間側なら、保身のために裏切るゴリラ側なら。

視点が変われば映画が変わるので、何度も楽しめる作品だと思う。

【3も好き。でもやっぱり1が好き】

シリーズ通して、外れはなかったが。
でも、やっぱり1が好き。

主人公の親を助けたいという人間的な想いが、世界を破滅へと導くキッカケに。

いやー、1は何度見ても面白い。
マルメラ

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