乙郎さん

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)の乙郎さんのレビュー・感想・評価

1.0
前半は死ぬほど退屈だったが、脱獄あたりから盛り返した感あり。確かに、猿の猿による猿のための映画。シーザーは『リンカーン』の時のダニエル・デイ・ルイスにちょっと似ている。
この退屈さって、シーザーの内面にフォーカスが当たりすぎて展開が鈍重になっていることによる部分が大きい。主人公が交代したり『男はつらいよ』みたいな形式をとらない限りシリーズものでは逃れられない宿命ではあるのだけれども。
あとこれってあまりいい話で終わらせて良いのかなーとは思った。シーザーはじめとする猿たちが綺麗に描かれ過ぎというか、むしろ猿も人間と同様過ちを犯すということをもっと強調した方が元の『猿の惑星』に繋がらないかと。その意味で、確かに宗教映画。
乙郎さん

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