移送されてきた同胞達を消毒だと偽ってガス室に次から次へと詰め込み、遺体を片付け掃除し、焼却した遺灰を川へ…ゾンダーコマンダーと呼ばれるユダヤ人のお話。
しかも彼らも散々労働させられた後に同じように殺されてしまう。全てのホロコーストはナチサイドで行われているものだとばかり思っていたから物凄い怒りが込み上げた。
何回観てもサウルの言動は理解できない。やっぱりメンタルが崩壊していたんだろうか。
生々しい部分はボカシ入りでよく分からない分、想像力が働いてより恐ろしく感じた。
サウルはあまり言葉を発しないし、他の登場人物のセリフも必要最低限でナレーションもない。常にサウルの背後からのカメラワークでドキュメンタリーみたいな作品だった。
