このレビューはネタバレを含みます
スーファミでもDSでも、我ながら馬鹿じゃないかと思う位にスキマ時間を見つけてはプレイしたドラゴンクエストV。
キャラクターデザインがモンスター以外は鳥山先生のイメージとは違うけど、ビアンカがキュートで魅力的だったのと、ゲマの悪を極めたビジュアルにゾクゾクした!
綺麗な3G映像…ドット絵では決して叶わなかった臨場感を味わえたのと、思い入れのあるモンスターが大画面で躍動する姿を見れたのが私にとって映画化されて一番嬉しかったポイント。
時間を掛けて攻略するゲームを僅か100分の尺に纏めるのはカットするエピソードが多過ぎて心が痛んだだろうな。
幼少期のエピソードはダイジェストで駆け足、その割に原作には無いエピソードや違う設定も多い。
そして問題のシーン。
夢中であの壮大な世界に浸り費やした時間を否定された気分で泣けたけど、直ぐにスラりんの存在価値の暴走が止まらなくて笑ってしまった。物語から一瞬で現実に引き戻される、あの辛さときたら…
制作者が伝えたい事も分からなくもない。観る人の共感を得る事が全てではないけどこの作品はあの伝説のゲームが原作なのだから捻ったアレンジを無理に加えてユアストーリーに仕上げる必要はないのに…