いやーヨルゴス・ランティモス観た！という感じ。ヨルゴス・サイエンスフィクションの旅。しばらく戻ってこれなそう。
あらすじは聞いていたけれど想像の遥か上を来る。
この人の描く人物はみんな変だし、その周りの社会も変だけれど、わたしたちが生きているこの世界もほんとは変なことばかりだ。
この映画の中で生きている変な人たちは変なりに生きようとしていて変な自分なりに苦しい決断をして変な自分なりにみっともなくもがく。大抵は痛い目に合う。そこが妙に人間してておもしろい。この主人公はあの後どうするか。自分なりに考えた映画が続く。
まやかしの気持ちよさは一切排除するランティモス。理解できないこわさ＋ところどころ吹き出してしまう人間の滑稽さに本質を感じる。
ヨルゴス・ランティモスについて知りたいけれど、奥さんがあの印象的なメイド役の方だとしか知ることができなかった。
映画を通して知るしかないなあ。
