Haruna

この世界の片隅にのHarunaのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
5.0
やっとこさ観れました。
Amazonプライム様々です。
個人的に超ドタバタの3月前半だったのがやっと落ち着いた。

戦争のお話で、のんちゃんが声優やってて、個人的にお手伝いしてた映画祭での上映作品だから思い入れがあって、実はコトリンゴさんとお写真撮ってる、という私にとって少し特別な作品。

戦争て暗くて重たくてちゃんと観ないといけない、みたいな先入観があったけど
これは笑えるの。ほっこりするの。後から思うととても虚しいぐらいに。
前半で和やかに見せておいて徐々に戦争が迫ってくる。その流れだからこそものすごーく戦争との対比になってて後々から凄く胸が苦しくなるの。

戦争を知らない私たちにとって
実際に体験してないからこういった映像やお話でしか分からないし、全てを理解は出来ないけど、、
たった75年ぐらい前の実際にあったリアルなんだ、と思うとほんとに胸が抉られる思いになる。
私たちとなんら変わらない同じ人間が体験したことだなんて、信じられないし信じたくない。

この映画を観て、戦争をもっと自分たちに近づけて考えるべきだと思った。
どこかでタブー視してる所はあるけど
そうしてしまうとやはり風化してしまう。
この映画は戦争をある意味グッとリアルに捉えられるようにしてくれてると思う。
それはすずさん目線で徐々に時が流れているからだと思うし、兵隊さんに重点を置かずに市民に注目して描いているからだろう。

この世界の片隅に、とても素敵なタイトルだと思う。

力強く、日々大切にわたしも生きる。
Haruna

Haruna