遺伝子を超える愛
125分中115分は涙が止まらなかった。
序盤も、中盤も、終盤も、全部、全部ずーっと涙は止まってくれなかった。でも全然悲しくなんかなくて、温かい気持ちになって涙が溢れ出た。
登場人物全員にそれぞれストーリーがあって、そのための伏線もしっかりとご丁寧に張り巡らされてて、それがこんなにも全て綺麗に回収されて、全員に感情移入してしまうのに時間はさほどかからなかった気がします。ぜんぶ、おかあちゃん、双葉さんのおかげ。
血の繋がりがなくたって、遺伝子が少しも入ってなくたって、愛せるんですよね、人って。人を愛せる時は、きっとその人に何倍も愛してもらっているから、なんだろうなあ。すぐにお母さんのために何かをしてあげたくなった。やりたい、と思った時、いま！やらないと、後悔した時にはもう遅いんですよね。
ラストの意味深なところや、ところどころの？？な箇所が本当にどうでもよくなるくらい、綺麗な伏線にまんまと自ら引っかかりにいって全てを跳ね除けるくらいたまらなく泣いた。あーあ、お母さんにたくさん毎日笑ってもらいたいなあ。
「逃げちゃだめ、今、自分の力で立ち向かわないと。」
