王道といえば王道なんですが、タイトルの通り負けるものか!と娘のために頑張る母親というのはいいです。
識字障害というのもまだまだ理解が浅いとはいえ、ようやく日本でも色んな支援がされるようになってきましたが、昭和の時代なんかはあれですよ、この映画のマギーの娘マリアのくそババアな担任のように字が読めないからとバカというレッテルを貼り、クラスの子たちも先生がバカ扱いしてるんだからバカだと思って、からかい続ける悪循環な状況だったんですよね。
面白い映画と言うより、本当に学べる映画というか弱い立場の教師を守るために作られた組合が、さらに弱い立場の子供たちをないがしろにしてしまっているという状況、卒業後に7割の生徒が字が書けず、大学進学率など2パーセントにも満たないというひどい学校という体たらくな保守的すぎる腐った状況でマギーとヴィオラが頑張って改革していくという実話を元にしたお話です。
教育委員会や辞めさせられたくない教師たちが買収、おどし、嫌がらせ、停職命令、子供へのいじめなど分かりやすいぐらいしてくるので、デモを起こす側だとしても自然と主人公側を応援できます。娘がめちゃんこかわいかったのもGoodでした。