このレビューはネタバレを含みます
面白いこと、センスの良いもの、美しいことを追求するためには、それをインプットし続ける努力と、さらにアウトプットするための努力を続けなければいけないのだと山口小夜子さんのあり方を見て思う。
時代にも恵まれていたのかもしれないけれど、彼女の努力がたくさんの人に影響し、彼女自身がたくさんの人に愛されているからこそ出来上がった映画だということが伝わる。遺品から人生をひもとく、死者を悼む映画でありながら、とてもあたたかく優しい映画。すごく好きです。
小夜子さんとともに仕事をしてきた人たちや、小夜子さんに憧れていた、いまは第一線で活躍する人たちがみなキラキラした瞳になった「永遠の小夜子プロジェクト」が素敵。
70〜80年代のこと、小夜子さんのこと、もっと知りたくなりました