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メン・イン・キャットのマーチのレビュー・感想・評価

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)
3.4
A cat has nine lives.
=猫には9つの命がある。


【レビュー】

《愛には犠牲が伴う》

『メン・イン・ブラック』シリーズのバリー・ソネンフェルドが監督を務めたコメディー作品!!
邦題もそれを受けて安易な発想により付けられてしまっている感じが見え見え。

ケヴィン・スペイシー演じる、傲慢で自分の事しか考えていない豪腕社長が、ある事をきっかけに“Mr.モコモコパンツ”と命名された猫🐈となり、家族の愛や自分の愚かさに気付いて心を入れ替えていくというストーリー。

CG感丸出しのネコ🐱と化した傲慢社長の奮闘が面白く、家族で観ても楽しめるほのぼのとした雰囲気の作品。

Mr.モコモコパンツがやたらと文句垂れてツッコミを入れるセリフが可笑しくて全く飽きない。大切なものに気付くまでの展開は王道で、ラストは意外とあっさりしてるけど十分楽しめる。

The Coastersの「Three Cool Cats😽😸😼」に合わせて踊るダンスは絶品で、今作のハイライトでもあり、とても幸せな気持ちになれます💃🕺♪
実生活では最低なケヴィン・スペイシーですが、この映画のそのダンスの瞬間だけは(役柄での)父親としての暖かみを放っていて、微笑ましかったです。

母親も、娘も、前妻の息子も、それぞれのキャストの演技が(上手いというよりは)見事にハマっていて、とても観易かったです。
また、悪役のクズ具合も闘争心を駆り立てられるほど絶妙だったので、映画的な構図もハッキリしていたのが安っぽい商業作品らしくて良かったです!笑

【p.s.】
てか脚本家多過ぎ!
5人も必要な内容じゃないでしょ… 笑

特に猫好きの方は是非ご覧ください🐈♪
😸😾😿🙀😽😹😻😺😼🐱


【映画情報】
上映時間:87分
2016年/フランス🇫🇷 中国🇨🇳
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:グウェン・ルーリー
マット・R・アレン
ケイレブ・ウィルソン
ダニエル・アントニアッツィ
ベン・シフリン
出演:ケヴィン・スペイシー
ジェニファー・ガーナー
クリストファー・ウォーケン
ロビー・アメル
マリーナ・ワイズマン 他
概要:『メン・イン・ブラック』シリーズ
などのバリー・ソネンフェルドが監
督を務めたコメディー作品。猫に変
身してしまった大企業の社長の快活
な猫ライフを、ユーモアたっぷりに
描き出す。
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