何をおいてもドランのことを語りたい。
グザヴィエ・ドランのデビュー作。
14分の短編。U-NEXTで観られます。
まだ15歳!
やっぱり幼くて、表情も肉体も未完成なカンジ。
リバー・フェニックスやエドワード・ファーロングみたいな「世界」は感じないけど、その未完成な少年っぷりがまた違った魅力だ。
彼の存在だけで画面が美しくなるんだから、
こんなの反則でしょう。
野暮ったいシルエットで丈が長めのハーフパンツにゴテッとした靴を合わせていて正直ダサい。
中坊丸出し。
でもそのスマートとは程遠いファッションが彼の幼さ、そして“大人への芽生え”を感じさせる。
まだ引き算をする自信がないんだね。
これはドランのファンなら必見の映画じゃないでしょうか。
彼を見つめているだけで14分があっという間に過ぎてゆく。