文句無しに面白かった!
そして何とも瑞々しいスパイダーマンだった。
15歳のピーター少年がスパイダーマンになることで、
これまでのイケメンヒーローが演じるラブロマンスありのスパイダーから、ヒーローになれた喜びと失敗を前面に出す青春モノへと変貌を遂げたと思う。
よって見所がスタイリッシュなカッコ良さよりも人間的な成長性にウェイトが置かれてる感じがしてすごく清々しく観賞できた。
正式にマーヴェルのアヴェンジャーシリーズとして始動した本作の強みもしっかり出ていて、「シヴィルウォー」での初お披露目がちゃんと伏線になっていたり、アイアンマンとキャプテンアメリカが良いバランスで助演してくれてるのも豪華で頼もしかった。
地味だけど1番好感が持てたのが、主要キャストが白人の美男美女に限らず色んな人種が絡み合ってる点。
その効果あって、振り返れば見慣れたはずの映画的展開が全部新鮮に感じられて、心地良い裏切りが多数あった。
特に際立って悪い点、不快なシーンはほぼ見当たらず、全年齢対象のスーパー“青春”ヒーロー映画といっていい素敵な作品だった。
お決まりのエンドロール後でのオマケにまた期待感が膨らんだ。
出来る限り劇場に友達や仲間を連れてみんなで観賞し、帰りに各々の好きなシーンを語り合うのに持ってこいな素晴らしい一本です。