マイケルキートンがヴィラン役でよかった
実際に宇宙人との戦争があったら、というリアリティに即した「解体業者の暴走」なんてアイディアを上手く取り込んでヒッジョーに面白い。物語開始地点の設定が良いと全体の雰囲気が保てて良い。
マーベルシリーズの構成力は、ザック・スナイダーの頭の中の妄想力に頼りすぎてたdcとはやはり違うと見せつけてきた感じはする。
トムホランドの生意気さと、ロバートダウニーJrの意外なマメさと父性が垣間見えてそれだけで王道にまとまっていたのが印章的。ほんとdcには最終的に勝ってほしいのでこういうとこは真似していってほしい。作品ごとにガラッとスポットライトの当て方が変わるのは見ていて飽きなくて良い。シリーズ見てる人も知らない人まで楽しめる良い出来になってる。
そのせいかバトルシーンの爽快感やアクション性はサム・ライミ版やアルティメット版に満たない気もする。
あと最低限のありき設定でも、時に視聴者に胃もたれさせてくる。
バトルとヒーロー性で詰めて、もっとしっかりバトルさせてくれても良かったのかも、やはりスパイダーバース面白かったなぁっていう微妙な感想がいつまでも頭に残るそんなふつーなマーベル映画でした。
