ひっきーくん

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のひっきーくんのレビュー・感想・評価

4.8
シリーズのラストということで、かなりの裁量がジェームズ・ガンに手渡されたのではないでしょうか?

かつてないほどのガン味。
小気味良い会話の応酬や展開のアホらしさ、全部キレッキレ!
ディズニーこれありなんだ〜ほーんそうか〜〜ってラインのブラックさ加減が心地よい!

おかげで単体の三部作としては結構一番すきな映画ですね。クセ強なストーリーも、アクションとのバランスがよく、飽きずに観られました☺️✨
あと全員にきちんと焦点があたって見せ場があったのも地味に嬉しい!ファミリー感!YEAH☆
ドラッグスが戦闘でマジで強いのも嬉しかった〜!サノス戦とかもそうだけど、他の主役級キャラたちに埋もれて全体の戦績では強い印象薄かったから活躍してくれて、しかもちゃんとカッコよかった!!(ここ大事)のが良かった!!マンティスちゃんもめちゃくちゃ強かったし、カメオも下品にならない程度にきちんとカメオに留まってて最高〜!
この映画はファー・フロム・ホームよりフェーズ3のラストに来るべきな映画だった気がするな〜!!やっぱインフィニティサーガの流れがあまりにうまく行き過ぎて、スタジオもディズニーもファンも、フェーズ進行してもみーーーんなエンド・ゲームをまだ引きずってるんだよね!そんなピーター・クイルもインフィニティサーガからズルズルしてた禍根を今作でようやく溶かせた印象あります。
インフィニティウォーの失敗を背負わされすぎてめちゃくちゃしんどかったところを、過去ガモーラとの確執の如何という形で、上手に今作の結末に描写してくれたと思う。
ただ正直今作の造形のグロさは、人によってはノイズかも……、過去一人間の醜さやグロテスクさが際立つ感じ。
あとは、ハイエボリューショナリーが神と崇められてる割には、ガバガバな弱さで…うーーーーん…ってなります。ロケットが超絶天才でハイエボリューショナリーに対抗できる装備があるっていうのはわかるけど、側近も強くないし軍隊としても微妙だし、ハイエボリューショナリーという名前が顔負けすぎてるんですよね…ぶっちゃけ顔金の人たちのが厄介だったし………。ヴィランとして強すぎるとカーンが霞みそうなのはあるんですけど、やっぱちょっと弱すぎるのが悲しいところでしたね。
全体のしわ寄せがヴィランの強さで調整されちゃってる感がありましたが、ほんと好きポイントがいくらでも挙げられる加点方式最強映画でした!
スターロードのマスクどこいったの!?!?