コーディー

疑惑のチャンピオンのコーディーのレビュー・感想・評価

疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)
3.4
ツール・ド・フランスにもランス・アームストロングにも全然詳しくないのでこの邦題から多少グレーな要素もあるのかなって思ってたけど、いやいやこんなにガッツリドーピングやっていたとは驚きました。

ガンを克服し、前人未踏のツールドフランス7連覇を達成したランス。そんな偉業を成し得たのは勝利への執念のみならず、禁止薬物の使用によるもの。高度なドーピング技術により作り上げられた偽りのヒーロー、ファンは熱狂してるし、とりあえず決定的な証拠無いんやからあんまり追求せんと目ぇ瞑っとこ〜な流れはなかなか衝撃。

そこまでして勝ちたいの?って思うけど勝ちたいんやね〜だってドーピングやってんの俺だけじゃないやん!てな具合なのかな。芽生えた野心は抑えられない。
ベン・フォスターが演じるランスの狂気じみた勝利への執念はビンビン伝わってきたけどポンポン進むのもあってランスの物語と言うより〝ドーピングサイボーグができるまで〟って感じでした,。驚きはあるもののドラマとしての面白さはそんなに無かったかな〜

どうせならもっと端折ってイイから自転車レースのシーンを長めに観たかったな〜