真っ黒こげ太郎

ドラゴン・ブレイドの真っ黒こげ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

昔々のシルクロード。警備隊隊長のジャッキーことフォ・アンは平和のため部下達と共に頑張っていたが、ある日大金の密輸容疑でとっ捕まり、砦で強制労働させられることになってしまう。

そんな中将軍ルシウス率いるローマ軍が攻めてきた!しかしそんな中、フォ・アンがタイマン中に砂嵐が来たということでローマ兵の皆さんを避難させてあげたり、早く砦を完成させてあげないとまずい状況でローマ兵が助けてくれたり、お互いに武術を磨きあったりして仲良くなるのだった。

しかし、中国侵攻を狙う悪の将軍、ティベリウスの策によってフォ・アン達は窮地に立たされてしまう!





久々にジャッキーさんの映画借りたなー。 まぁ、何か大作アクション映画観たくてレンタル屋眺めてたらたまたま目に入ったんだけどね。

正直言うと歴史映画や武侠映画はあまり得意じゃないし、本作もそこまで評価が高くないっぽいので正直不安だったが、面白かったよ!!!

ジャッキーさんのアクションはそこまで多くないのは少々残念ですが、それを差し引いても好きな部分が多かったです。

お話は、史実を題材にし、アレンジした系の内容なんですが、少年ジャンプの友情モノみたいな話で歴史をよく知らない自分でも分かりやすくストーリーに入り込みやすかったです。

ドラマもしっかりしていて、ローマ兵士や将軍と友情を育むシーンや、協力して砦を建築するシーンなんかは観てて清々しかったです。
その一方で後半からはやや重いトーンになり、凄惨ながらも重厚なドラマが繰り広げられます。 将軍との最後のシーンなんか結構グッときますよ。
不殺な聖人君子な主人公にジャッキーさんはぴったり。友情を育む将軍や悪の将軍まで役者の演技も魅力的。
コミカルとシリアスのメリハリの利いたジャッキーさんも良かったです。

アクションも十分楽しめる。ソードアクション中心だが、「グラディエーター」のような荒々しさがあっていい。
また合戦シーンではジャッキーらしさ溢れるアイディア満載のアクションが展開され、楽しめる。
ラストの悪の将軍とのバトルも、ドラマと相まって盛り上がります。
なお前半では女戦士相手のラッキースケベもあるよ!

ジャッキーにしてはコメディ部分は薄いし、香港映画らしい雑さも所々あるが、ジャッキーさんのキャラ性をしっかり生かし、ドラマ、アクションともに高いレベルで両立した快作です。
オススメ!