このレビューはネタバレを含みます
うーん…。微妙。
皆そりゃ、否定より肯定されたいよね…
SNSの闇だなー 原作もっと深いんだろうな…読んでみようかな？
でもね…映画本編で怖い演出だなーって思ったのは、
痛ましい惨事に対して「あなたは悪くない」「誰も悪くない」って、あの外野からの励まし方は無いわ。予測不可能だったならば許される、なんて事はない。それは親しい人だけが許される励まし方だと思うよ。世界中が敵になったとしても私だけは…！くらいに（苦笑）
しかも胸糞悪い話、主人公が立ち直ったと思ったら「SNS社会は最高なんです！この一部の環境が悪いんだよ！もう二度と悲劇を起こさせない為にも私が直してみせる！私にしか出来ないの！」って、マジで胸糞悪い。お前何様？ 誰のせいで死んだと思ってんの？原因の一つは君だよ？それは揺るがない事実だよ。責任転嫁してんなよ。
いろいろな形で失っていった友人に対して、しっかりと話していたら関係は崩れなかった！救えていたはず！って…おこがましいわ。何でそんな発想になるの？SNS脳コワイわ。繋がりがあろうが無かろうが、駄目になる関係ってあるよ。それは血を分けた家族でも起こる事だしな。だから絆があれば何とかなる！なんて単純な話じゃない。
結局自分が一番賢いと思ってるからだよ、だから私の思い通りになる！って夢物語の主人公だ。何だ茶番だな。道化だわ。
現代社会の闇がテーマと思えば演出全体・雰囲気は引き込まれるものがあって良いと思います。キャスティングも素晴らしいです。
ただ、私はこの映画好きになれないな。ただ、それだけ。
（この私の感想を否定して、自分は良い作品だと感じたから同じ意見であるべきだ！って思わないでくださいね？ ザ・サークルという作品の本質は…そこにあると思いますよ。 フフッ）
