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ヴィジットのsmithmouseのレビュー・感想・評価

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.2
親戚思たら○人やっ。
○るあ○探検隊々( ゚Д゚)( ゚Д゚)。

「悪い物みた」

POVだけどもそれをひけらかす様な態とらしい無意味なシーンは余りなくワンシーン毎に物語のピースが散りばめられいてかなり手際の良さを感じる。
"奇行"や"とある施設"など禍々しい形をしたピースも混じっておりそれらを自分なりにラストを想像しつつ組み立てていく、が!

終盤も近づいた頃に発される"ある一言"からこの映画は全く別の完成像であることを一方的に告げられ、漂う怪しいムードに点火されたかの様に一気に恐怖度が増す。
ここで思い出されたのはシームレスな携帯電話を予め封じておく周到さ!
そして、母と祖父母と主人公達の関係性!
なんでもなさそうな要素まで仕掛けに練り込んだ卓袱台返しには結構驚いた。
その時点からは若者には負けない婆さんのマックスなマッド、爺さんのサイレントな異常性が際立ってくる(((;゚Д゚)))。
西○君のポーズで固まる婆さんには「古い!」と「怖い!」を両方突っ込みたくなった。
アンタ、「スペル」の婆様より怖いよ!

どんでん返しの匠シャマラン監督の「シックスセンス」で披露した巧妙な著述トリックの様な仕掛けを堪能できた。
手足のある爺さん婆さんによる特に不思議なことは起こらない地に足の付いた映画。
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