JUN

ファンキーランドのJUNのレビュー・感想・評価

ファンキーランド(2012年製作の映画)
3.3
超絶早口の怒涛のセリフのデッドボールが飛び交うJesse Eisenbergのための映画。
なぜ吹き替えしかないんだAmazon Prime!これはJesseの超絶早口言葉あっての映画なのに、吹き替えしかないなんて狂ってる!!

Jesse演じる若き天才ピアニスト・イーライのとある苦悩の一日を描いた本作。オーディションに行きたいのに朝は妹のお見送り、母親を薬物依存更生施設に入れたいのに母親が数日薬物を抜いていたせいで入れず。その所為であと2時間で音楽の名門大学のオーディションがあるというのに、麻薬売人の元へ行かされ、通訳の仕事までさせられ、怪我をさせられ、オーディションに行くもその怪我と母親のせいでしっちゃかめっちゃか。そして息つく間もなく妹を迎えに行き叔母に預け、売人の元へ向かい薬を受け取り……………。

こんなに疲れる映画は久しぶりな気がする。とにかく、緩急なんてものはない。全員が怒鳴りあいながら、息つく間もなく次から次へと話が展開。視聴者全員が、イーライに感情移入と言う名の同情を覚えるに違いないくらい、イーライが不憫。
こんなに全てをダメにされても、母親を見捨てないイーライの優しさと、なんだかんだいい奴らな売人に拍手。

唯一の癒しは、Jesseがピアノを弾くシーン。

あと、邦題が意味わからなすぎ。
ゾンビランドと掛けて宣伝したかったのかな?とは思いますが、意味がわからない邦題は本当に意味がないので、ふつうにWhy Stop Nowに準ずるものでいい。
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