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休暇のkunicoのレビュー・感想・評価

休暇(2007年製作の映画)
2.8
拘置所で働く刑務官は、死刑執行に携わると1週間の休暇が貰える。
携わる人の中でも、首を吊った死刑囚を支える役を担った者だけに与えられる休み。

この休みの意義っていうのは、いくら仕事とはいえショックな出来事を乗り越え、気持ちをリセットし、また職場に戻ってこれるようにすることだと思います。
主人公はそれを新婚旅行に当てる訳ですが、執行時のことがフラッシュバックして吐き気などに襲われてしまう。
披露宴の席でもその死刑に立ち会った同僚たちが全く料理に手を付けられず、改めて精神的に辛い仕事なんだと思いました。

死刑、と判断を下す人と、実際にそれに立ち会う人が違うっていうのは何だかフェアじゃないなと感じました。
変な言い方ですが、憎む人が憎まれる人を罰するというシンプルな方法を取れば必要以上に傷付く人は減ると思いました。
それが出来ない様々な理由はさておき、ですが。

連日なかなかヘビーな作品のレビューを投稿してますが、今社会派ドラマ20本鑑賞という課題に取り組んでいるところです。
皆さんのおすすめ作品も教えて頂けると嬉しいです!
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