休暇の作品情報・感想・評価

休暇2007年製作の映画)

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

3.5

「休暇」に投稿された感想・評価

FMK

FMKの感想・評価

3.6
小林薫さんが好きなので鑑賞。
近年の西島秀俊は渋いイケメンおじさんの立ち位置にいるが、この作品の獣のような役の方も合っていると思う。何より役者なのだなと思う。
作品全体としては、特別大きな波があるわけではないが緩やかに締められるような感情に陥る。
Take568

Take568の感想・評価

3.1
新しい生活に踏み出す為に志願した職務。
終わりと始まりの物語を象徴する様に描かれる蟻。少し鬱陶しいくらい執着した描き方の蟻。
房の隅に立つ老夫婦。

最期の為の清掃。職務で行う清掃。
最期を告げるいつもと違う足音。
最期を送ったその腕で、未来を抱きしめる…。
心情や行間を映像に置き換える巧さと限界。

盛り上がりはないけれど、余韻の残る作品でした。
死刑囚の金田の情報は観客には一切伝えられない。面会の言葉も無ければ、遺書も白紙。

おそらくそれは観客に、死刑囚の金田を1人の人間として見てほしいための演出なのだろう。(普通なら死刑になるほどの罪を犯しているわけだから)

それならば、平井(刑務官)はその命と向き合い家族を引き受ける覚悟をもっと持たなければならない。子供も金田と同じ絵を書いていて、金田の命を引き継ぐような隠喩が演出されているからだ。

だからこそ休暇との引換えに意味が生まれるはずだ。

しかし最期まで平井は只のヘタレで、全てから逃げていた事が、再婚の妻(大塚寧々)にバレてしまう。

妻の強い覚悟が救いな訳だが、その結末だといままでの演出が生きていないよう気がした。
みー

みーの感想・評価

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死刑囚も人間。
また、死刑を執行する刑務官も人間。

日々の極悪非道な殺人事件のニュースをみて、犯人に憎悪がわき「こんな殺人者!死刑になればいい!」
って思ってた。

この作品の死刑囚とされる彼がどんな罪を犯したかはわからない。
ただ物静かで、蟻を殺すこともしない。
彼に憎悪という気持ちが湧かないままその日を向かえてしまう。

死刑とは。
純粋に考えることが出来たように思う。

死刑を執行する人達の苦悩を感じることができたし、活きるとは人と向き合うことなんだと感じる事ができた。
雪ん子

雪ん子の感想・評価

2.9
西島秀俊目当てに見た。予想以上に良品だった。内容は重たいけど、淡々とした西島秀俊の演技により、見やすい。きっと他の俳優ならもっと重たいだろう。淡々とした演技だからこそ伝わる重さ。
くぅー

くぅーの感想・評価

4.3
生きることをこれだけ静かに真っ直ぐ訴える作品にはなかなか出会えない。
原作未読も、そこには“人の命と引き換えにした幸福はあり得るか?”なるテーマもあるらしいが、門井監督はそこを超越した生きる姿を丁寧に厳しくかつ優しく描く。
刑務官を生涯の職とすると共に、結婚して二人の命を抱えて生きて行く確固たる決意…密かにあの休暇選択に込められていたかと。
そして、例のシーン…死をシンプルに強烈に意識させつつ、生に想いを馳せる。
小林薫の淡々と絶妙な表情と佇まい、西島秀俊の落ち着きと存在感もいい。
ななこ

ななこの感想・評価

3.5
何をしたのか何が聴きたかったのか何を言いたかったのか気になる
escriba000

escriba000の感想・評価

4.5
「生きることにした。人の命とひきかえに。」

これがまさにこの作品のテーマ、生と死。
非常に重いテーマだけど、最後は希望が持てる見てよかったと思える作品。
mico

micoの感想・評価

3.3
授業のレポート課題として鑑賞。

再婚相手の息子を抱っこしてるときとか、足を抱きしめて「ごめんな」って言うところとか、金田を連想させてなんともいえない気持ちになった。

裁くことを決めたわけではない人が、裁く権限を持つという酷さ。
死刑執行にかかわる刑務官のお話。

死刑囚との友情とかそんなものありません。
刑務官の苦悩。

死刑執行に関わるとやはり集団で人を殺してるって意識が生まれて本当につらそう。

死刑囚なんだからそれなりのことをしてるはず。
その描写があれば憎しみが生まれて観てる方も楽なはずですが、そういうものは一切なくもの静かな普通の人。
それが逆に冷静に死刑というものを感じさせます。

合法だろうが正義だろうが人が殺されるのを間近でみて正気でいられるわけないです。
小林薫の演技がまた良かった。

ストーリー的には淡々と進みます。人間描写や人間関係なんかもないです。余計な感情がない状態での死刑について観る事ができました。
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