nagaoKAshunPEi

神様の思し召しのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

神様の思し召し(2015年製作の映画)
4.0
ゲイには寛容だけど、神とか宗教の類いは全く信じていない現実主義的な父親に、息子が神父になりたいと言ったことから始まる、イタリアのコメディ映画。

息子の神父になりたい宣言から夫婦不和、そして家庭崩壊寸前までいき、そこから家族再生へと持っていく物語を、90分以下のコンパクトな時間に収まっていて非常に観やすかった。
また、宗教ものでありながらウィットに富んだ語り口で説教くさくなりすぎなくて好印象。

「神は教会なんて狭いところにいない。晴れた日の雲や木から落ちる果物など、自分たちの普段の生活のなかに潜んでいる」というメッセージが、胸にストンと落ちた。
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