Ryoma

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のRyomaのレビュー・感想・評価

4.6
めちゃくちゃ泣いた。実話だからなおさら。ジュリアンムーアをはじめとした役者陣の演技がすごすぎる👏そして、エンドロールでもう一度泣いた。
同性愛者がまだ世間で認知されていない頃、差別や偏見に苦しみながら、親にさえも理解してもらえない日々に耐えて、それでも屈せず、自ら声を上げて自分の権利や愛する人を思う気持ちを主張した彼女らの姿に心の底から胸を打たれた。
映画のテーマとして、LGBTQや難病を扱った作品は多々あるけど、その中でも本作は、“愛すること“や“思いやること“、“大切な人のために何ができるか“、“自分らしく生きること“などの、生きる上での幸せとは何なのかという、人生における究極のテーマを提起していた気がした。本当にいい作品だった。
2001年のオランダを皮切りに、現在世界では、2022年7月法律施行予定のスイスを含めると31か国で同性婚が認められているという。2015年にアメリカ全土でも同性婚が認められるようになったという事実を知り、他人事じゃなく、まだ法律上認められていない日本でも、一刻も早く、だれもが平等に権利を持てて、自分らしく生きられる社会になってほしいと切に願うばかりだ。
Ryoma

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