ばーどイヌサンローラン

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

3.0
すごく期待してて観たかった作品。試写会も見事ハズレてしまい、結局、DVDにて鑑賞。


ジュリアン・ムーア、エレン・ペイジが同性愛カップルを演じるって、興味ありますよね〜


エレン・ペイジ同様、同性愛をカミングアウトしているベン・ウィショーも『追憶と踊りながら』で、ゲイの役をやってたし、なんかコレって凄いな、と言うか、それに比べ、日本はまだまだだな、って思っちゃいます。てか『追憶と踊りながら』は、良かったです。好きな作品のひとつです。てかベン・ウィショーが好きなだけなんですけど…



さて、いつも通り、予備知識を入れないで観ている、わたしはコレも実話だってこと知りませんでした。実話を元にした作品なんですね。ひとりひとりの勇気が結束し結実して勝ち取った権利。法的に認められないとか、実例がないからとか、うるさいんだよ!って感じです。




為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。


勇気に感動します。



警察という男社会、保守的な白人たち、その中で権利を求めて(正義)闘う同性愛者たちという構図。そしてそれに賛同する同僚(多分、好き。恋愛感情あり)っていうことを短い時間の中で巧くまとめられていて、そこまで過剰なシーンはないけど、愛しあってるってのも、すごす伝わるし、妙に煽ったりもせず、静かなラストも良かった。




男と女。女と女。男と男。なにが悪くて何が良いの?まだ籍がとか、異性間以外は非合法とか言ってるなんてナンセンスだ。ま、心とか中身とか本質とかって見えないから、カタチとしてあるしモノだけが頼りなんだよね。




マイケル・シャノンって、わたしの中では、悪いヤツってイメージだったんですが、このマイケル・シャノンの役、いいですね。



それとユダヤ人でゲイの活動家役のスティーブ・カレルがツボでした。ちょっとエキセントリックな感じで。あの帽子で、これは?!って。