さいとう

ドント・ブリーズのさいとうのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

退役軍人最強伝説
一軒の家屋、すぐそこに扉や窓が見えてるのに開けられない逃げられない、至近距離まで殺意の塊迫ってます。

いいね、好きだよ閉ざされた空間での追いかけっこ。

広告の煽りが良くって想像を膨らませて鑑賞…
ただ、思ったほどでもなく。

●おじいちゃんの武器が銃一辺倒
始め、侵入したときにいろいろな工具が陳列されている棚などが映されたので、
このノコギリでくるのかな?
ハンマー振り回して来るのかな?
それとも侵入者が自衛のために使う?
と考えていたけど、使われたのはハンマー一本。
あんなに素敵武器があるのにおじいちゃんの武器はほぼ銃と腕力。
ある意味片手で若者を引きずり倒し、拳だけで沈黙させるおじいちゃんの肉体こそが最強の武器とも言える。

●タイトルが「ドントブリーズ」なのにみんな結構ハァハァ言ってる。

もっと息を潜めるような緊張状態の続くストーリーを期待してたんですよ。
しかしおじいちゃんの鋭い嗅覚により人数がバレてからはバレちゃしょうがねえとばかりにドタバタ逃亡。
排気口を這いずる間もハァハァしてるしなんなら叫ぶ。
お前隠れて逃げる気あんのか。
そしてやはり排気口の位置すら記憶しているおじいちゃん最強。

●どちらにも同情できない
リッキーの場合:崩壊した家庭から妹をつれだしたい、侵入した家ではおじいちゃん最強過ぎてカレピも殺されちゃうし、おっさんの精子ぶち込まれそうになるし←自業自得とは言えちょっとねやり過ぎなとこあるよね

お金は根こそぎもらいます。だって私レイプされかけたんだから!レイプされかけたんだから!←マジ自業自得ビッチ

おじいちゃんの場合:従軍により光を失い、最愛の娘をもうしない、犯人は償いもせず、示談金だけが残された。神などいない←お気持ち良く理解できます。辛かったでしょうに

償いとして犯人の娘に子供を産んで貰おう。だめなら侵入者の女でも良い←おじいちゃんそれアウトです。どっちかって言うとアウトです。でいうかスポイトで受精て牛かよ

とは言え家の隅々を熟知した盲目の老人に追い詰められていくというコンセプトは非常に面白く
暗闇の中で逃げ惑うさまを描く場面は手に汗握るものがありました。

家の中で追い詰められる系の王座は今のところワナオトコかなあ
さいとう

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