2022.12.01 配信で視聴
「証拠はないけどアレは捏造ですよ」なんて告発?で、そう簡単にテレビ局が動くものかな?……って疑問が晴れないまま観続けた。
結果的には日本のいろんな疑惑案件を思い出させてくれて(役者もみんな巧かった)面白かったわけだが、実際の研究不正事件を脚色して映画化したものとはいえ、物語のためのご都合主義が過ぎる気がした。
不正が明らかになる過程は、<実際>に即したほうが不自然でない展開になったんじゃなかろうか。ヒーローを際立たせにくいから地味になるかもしれないが、それこそ創りかた次第だ。
・助手で撮影係の女の子が可愛い。
・チーム長の役者さん、いい味。パク・ウォンサンって人。
・イさんが2人出てくるから、当初は「どのイさんか」混乱した。
・主役のプロデューサー、取材に際して言質を引き出すための度胸と嘘がすごすぎる。
・この事件の経過と決着を知ると、日本人が「日本人の美質」と自賛するメンタルや決着のつけ方がちょっと情けなく思えてくる。いや、両極端に振って騒げとは言わんけども、他国じゃ疑獄や事件として扱われることが日本ではそうならないことのほうが多いのよね。
本作の土台となった実際の研究不正事件のあらましは、研究公正ポータルってサイトの
【イベントレポート】内部告発者が語る韓国「ES細胞ねつ造事件」の経緯とその後
に詳しい。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。面白いよ。