提報者 ES細胞捏造事件の作品情報・感想・評価

「提報者 ES細胞捏造事件」に投稿された感想・評価

調査報道番組のプロデューサーであるユンは、かつてイ教授の下で働いていた研究員のシムから、ヒトの体細胞からES細胞の作成に成功したという教授の話は真っ赤な嘘だという告発を受ける。

2014年には日本でSTAP細胞問題が起きたが、その9年前に韓国で起きたES細胞捏造事件をモデルにした作品。色々と既視感のある展開だが、日本と大きく違うのは、報道機関の姿勢ではないだろうか。STAP問題では大手報道機関がネットに追従する形となったが、この事件では大手報道機関が率先して取り上げている。その違いが日韓の社会の差なのか、9年でネット環境が発展したからなのかは分からないが、STAP問題で出遅れた大手マスコミは十分反省してほしい。

映画だが、内部告発や報道の意義、世論の怖さなどはよく描けていると思うが、捏造問題への踏み込みが甘いように思う。題名が題名なので報道寄りなのは仕方ないが、捏造の理由については一言触れられるくらいで、番組が放送されてからの教授はほとんど登場しないのが結構不満だった。
直人

直人の感想・評価

3.0
2014年韓国作品。パク・ヘイル主演。

「●●●●細胞はあります!」ではないんだが,韓国で実際に起きた事件をもとに描かれているんだが,それには驚き。

ただし,実際に起きた事件について驚いたのではなく,首謀者のあまりの杜撰さに驚いたという感じ。
レベルの低い犯罪者というのには怖気を振るう。
どうせやるなら緻密に計算高くやってくれよ──と思ってしまうのは,私自身のおかしなところなのかもしれないが。

パク・ヘイルが熱演。
ラストシーンでの彼の表情がたまらない。
IPPO

IPPOの感想・評価

3.7
これは良く出来た映画。見応えあり。
「○○細胞はあります!」騒動の韓国版なので、韓国映画を見ない人も楽しめそう。

医療技術と生命科学界、ひいては韓国を代表するカリスマとなった教授。しかし、教授の論文は捏造だとの告発があり、報道番組のプロデューサーが真実を暴くため奔走。

結果の真偽より、国民がどちらの言うことを信じるかが大事…

というような下りがあったけど、これってこの国のお国柄の象徴。このことを十分把握しているのに、一向に変わらないのがもどかしい。映画も現実も。

歪められた事実が多過ぎる国の中で、国民を救うのは警察や政治家なんかじゃなく、マスメディアってのは韓国映画あるあるで、そこが日本とは違くて面白い。国民vsマスメディア、権力vsマスメディアみたいな感情移入しやすい構図があるもんね。

日本でもリメイクしたら成功しそうな題材だなぁ…と思います。
あ、ちょっと嫌な奴の役が多いユ・ヨンソクが本作では弱者側でファインプレイをしてるのが新鮮。
yunohana

yunohanaの感想・評価

3.6
実話ベース。
こういう事件を映画化できるのが韓国のすごいとこ。
キャストも完璧。
パク・ヘイル、イ・ギョンヨン、ユ・ヨンソクみんな私好みだ。
はち

はちの感想・評価

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2016年1月10日の記録

実際にあった事件も元にして作られた作品。それにしても、民意って怖いな。味方に付ければ強力な後ろ盾になるけど敵に回すとただただ恐ろしい。今はネット社会だから余計にね。マスコミは根拠と裏付けのもとで責任ある報道をしてほしいな
『ES細胞はありますっ!!』
2005年に韓国で実際に発覚した論文捏造事件を元に映画化。

国の英雄、ノーベル賞間違いなしと国中が沸き立つ中、捏造との告発を受けたTV局のプロデューサーが真実の解明に立ち上がる。
真実より国益という世論、激しい抗議行動と政府からの圧力にめげることなく信念を貫く真のマスコミ魂をパク・ヘイルが熱演。
日本のなんちゃら細胞の件と比較しながら観るとすごく面白い。観る価値アリです。
みボ

みボの感想・評価

3.0
「真実か、国益か」
どっちを取る?ってなったときまっすぐに真実を求めた主人公もだけど「責任は俺が取る」というスタンスでその主人公の背中を押した上司がかっこいい。

信じたいものだけを盲信する大衆が怖かった。
韓国人って「私たちの国(우리나라)」をすごく大事にしてるからなのか、国民性としてみんなちょっと感情的すぎひん?
「嘘を暴く」という主旨の映画だから、誇張されたまくった表現なのかもしれないけどね。

韓国映画にしてはめちゃくちゃあっさりしててちょっと物足りなかったけど、パク・ヘイルの童顔をたくさん拝めたからよかった〜〜。やっぱりどこにでもいそうな造形なのに不思議な魅力があって好きな顔だ。
社長(?)の車の前であれを言わなかったら星もう一個可能だった。
こんな国辱的事件をこんなに面白いエンターテイメントに仕立てる韓国映画すごい!転んでもタダでは起きない!そして、マスコミの意義とは何かをあらためてはっきり教えられた気がした。パクヘイルが社長の車に向かって叫ぶ言葉は、一字一句書き起こしたいくらいだ。
 しかし、マスコミやジャーナリズムというのは、どこでも常に圧力との戦いなんだなぁ、そして一番恐いのは大衆かもしれないと思った。
 日本でも小保方事件が映画に…ならない(not)かな。

日本でも某彼女の「スタップ細胞はありますっ」じゃあないですけども韓国でも似たよなうな事件があってその事件をモチーフにした映画。見応えありましたよ。

特に博士役のイ・ギョンヨン氏。最近よく見かけるが悪役も善人もやはりウマし。全体的に終始ドキドキしたし崩せないと…立証できないと思っても事態が変わる時はとても小さな穴からガラガラと変化するんだ。

正義が勝つには時間がかかると実感した。


2016年 DVD鑑賞
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