◯ストーリー
小説は北九州の連続殺人事件がモデルかもしれない。
ラストはなんだか。
一応犯人は死に、主人公たちは助かるが、モヤモヤしたものが少し残る。
◯香川照之
香川照之の怪演。
微妙に話が通じていないような。
ほんの少しだけチグハグな会話。
発達障害のようにも見える。
「Cure」の犯人にも似た感覚。
他人と話す位置。
草の向こうからだったり。
柵の向こうからだったり。
道の角からだったり。
異様に近かったり。
キャラが濃すぎて事件自体の怖さが少し薄れてるのではないか。
◯その他
最初のカット。
白い部屋、インテリアだけで、黒沢清と分からせてくる。
地下室で襲われる香川。
チョコチョコと四つん這いで逃げる様子が可愛い。
西島秀俊の夫妻は、以前から確執があったようである。小説では説明があるのだろうか。