のりまき

チェイサーののりまきのレビュー・感想・評価

チェイサー(2017年製作の映画)
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母親が単独で息子を誘拐した犯人と対決するという目新しくはないストーリーだが、端々に『トランプ後』のアメリカを見ることができる。細かなディテールや人種の配置には工夫はあるが、脚本には大穴が。しかしハル・ベリーの苛烈な逆襲を「あり」と思わせる中国映画的形式はお見事。愛車に「お疲れさん」とポンポンしたり、初対面の子に「sweetheart」と呼びかけるのはよい。「911」に通報するとき「あー、今度はこっちの立場」と笑ってしまった。
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