よみうりホールのキャスト登壇試写会に当たって、会場まで行ったのに、満席で観られなかった、すごく残念な想いのある作品。レンタルになったので早々鑑賞。レンタルまで待たないで劇場で観ろよ!ってことなんですけど…、なかなか…
2月にジェイク・ギレンホールの『晴れた日は会えない、雨の日は君を想う』を観た時、色々な方のレビューを見て、この『永い言い訳』に似てるってコメントをすごく目にしていましたが、あー、なるほどと思いました。
確かに…
似てますね。
後ろめたいから無意識に、良いことをしようとする。免罪符ですよ、と切り捨てる。
この言葉キツイな…
主人公は自意識過剰で人のことなんか興味ないし、見てない。身近な、妻の死ということに直面するして、色々なものが見えてくる。
見えてくると、見なくていいものまで、見てしまう。
でも、気付いてよかったよね。気付かずに終わる人も多い。
見えたことで、気付いたことで、吹っ切れて、作品を書き上げられた。これから大変だけど、立ち直れたみたいなラストシーンはファーストシーンの一言が活きてくる。
ファーストシーンで、主人公の妻が家を出る時『片付けお願いね』と言う。
片付け…
まさかラストシーンで、そんな片付けをすることになるなんて…
静かだけどジーンと染み渡るような作品。