回想シーンでご飯3杯いける

俺たち ポップスターの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)
3.3
何だこれ!? 思いっきりお金かけてバカな事やってる。ラップ界のスーパースターを追ったドキュメンタリーを装ったコメディ映画。言い換えるとラップ版「スパイナルタップ」。

主人公コナー4リアルがかつて所属していた3人組は、思いっきりビースティボーイズ風で、ラップやポップのドキュメンタリーにありがちなシーンを小馬鹿にしながら次々にパロディーしていく。更に、マライア・キャリー、アダム・レビーン、ファレル・ウィリアムス、RZA、50セント、スヌープ・ドッグ等が、本人役で登場。もったいぶる感じじゃなく、サラリと出てくるから面白い。マライアの扱いは、限りなく水谷千恵子的。

他にも、ダフトパンクやチャイルディッシュ・ガンビーノ等を明らかに意識した人物やネタも登場して、かなりカオスな作品になっている。一番ツボだったのはトニー・トニー・トニーに4人目の「トニー?」がいたというエピソード(笑)

下ネタがマシンガンのように続くし、ミュージシャンの名前が多数出てきて、洋楽に関する知識がそれなりにないと楽しめないかもだけど、僕は夜中に近所迷惑なぐらいゲラゲラ笑ってしまった。

「ドンキーロール」の振り付けにハマッてしまえば、もう抜け出せない笑い地獄。あのお間抜けなダンスを一緒に踊りたーい!