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レディ・プレイヤー1のあのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.2
字幕 岸田恵子
IMAX with laser 3D

ちょうちょうちょうたのしみで 同僚の方に頼みこんでこの恩はいつか必ず、、!とかわけわからんことを言いながら仕事30分はやく切り上げて公開日に急遽観にいきました(給料泥棒
初回IMAXでどうしても観たかったんだもん、、、、安い日だったし
結果ぜったいIMAXで観て正解だった!ポスターももらえたしうれしい
IMAXで観るとなにがすごいって メガネをかけていることによって自分もオアシスの住人かのようになることなんですね メガネかけて観るスタイル推奨
もうできることならエキスポのレーザーIMAXに全国から観にきてほしい ほんとすごいから

冒頭JUMPから長回しでスラム街みたいなのが映るとこからテンション上がりまくりで スピルバーグってほんとその場をパッと提示するのがすっごいうまいんですよね
ジュラシックの草原に恐竜出てくるあの有名なシーンとかもそうだけど
あのスピルバーグ独特のワクワク感を久々に観た気がする
あと対称的なオアシスの世界が広がる瞬間も完璧すぎてILMすごい!となったし
どちらの世界も最初の見せ方がとにかく巧い

この映画ってもうまさにいまのSNS社会の危なさに切りこんでて
アバターとしてVRの世界で生きる彼らは
友達であれ 好きな人であれ 実際の顔も名前も知らない でも繋がりを持ってるから安堵している部分があって
それってほんとTwitterとかSNSでアカウント名でやりとりしてるのとか その世界でしか友達がいなくて さも自分の世界が広いかと勘違いしている現象と同じなんですよね
バーチャルと現実世界の境目がなくなってきているのも ポケモンGO流行った時みんながスマホ持って集まってる姿みたいだなぁとおもったし(わたしはポケモンGOやってなかったのであれすごく怖かったです)
世界に入り込みすぎると危ないですよ、っていうのスピルバーグに作らせるととんでもなく巧いよね、、
A.I.とかもそうだけど 行きすぎた技術に対する警鐘みたいな

でもそこのたのしさを描くこともしていて
最終的には現実世界の大切さを唱えてくれるスピルバーグは 映画人としても 時代を生き抜いた人としても 70年代からいままでいろんなカルチャーを知っているからこそ作れた映画なんだとおもう

スピルバーグお得意のカーチェイス、家庭崩壊、SF、敵が迫り来る恐怖、子供からみた大人の恐ろしさとか スピルバーグ映画の全ての要素を入れ込んできているので 気合い入れて作ってるな〜といろいろな場面で感じた
レースのシーンとかもうごちゃごちゃで これIMAXで観てよかったなぁとほんとにおもった
めちゃくちゃ酔ったけど!
逆走して上が透けて見える作りとか あらかじめふつうのレースを見せておいてからのあの作り込みで 裏側は実はこうなってますよみたいなのを無駄な説明なしでやってのけるのほんと天才、、

正直情報量多すぎてオアシスの設定とかよくわからないとこも多いんだけど いちいちそれを気にしなくても別に観られるのでよし

あと自分の映画なのに 他の映画リスペクトの部分がきちんとあるのがよくて
ゼメキスのキューブ、といってBTTFを流すところ、あとラストの車のぶつけ合いのところもBTTF、というかゼメキスに最大の敬意を払って作られていると感じたし そこにBTTFの音をつけているのとかもう鳥肌!シルヴェストリはほんとに天才

監督としてのスピルバーグ×シルヴェストリが今回初タッグだったわけだけど
もうほんとスコアがどれも美しくて 今後このコラボもっと観たいとおもった。。

いちばんよかったのはアルテミスがゴジラに向かうシーンで顔がアップになって アザがガバッと見えて でも強い眼差しで そこで最大限力強いメロディが流れるんだけどもう、なんかシルヴェストリさま。。。!という、かんじ
一生ついていきます

これ小ネタとかが多すぎるから全てを拾おうとするのは100%無理だとおもう
でも純粋に映画を楽しめばいいとおもいます

もうあの主人公のかっこよくなさが最高
ちょっと鹿とかダンケルクのバリー・コーガンに似ているような

全てのオタクのための映画

もういっかい観たいけどIMAXで観てしまったので満足できなさそう

ペンタゴン〜からの振り幅すごすぎるでしょ!
SWネタできないの残念だったけど ベン・メンデルソーンの口からミレニアムファルコンの名を出させただけでもうファンは大興奮ですよ ありがとうスピルバーグ

これぞ映画館で観るべき
これぞエンターテイメント
あ