ゆめちん

素晴らしきかな、人生のゆめちんのレビュー・感想・評価

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)
3.5
すばらしきかな人生

広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)は、愛する娘を失ったのをきっかけに仕事や私生活に気持ちが入らなくなっていきます。

会社の業績も悪化し、社員たちも心配する中、ハワードは舞台俳優たちとの出会いによって、少しずつ気持ちが変化していきます。

ほとんどセリフがなく表情だけで、愛する娘を失った親の切ない感情を、ウィル・スミスが丁寧かつ繊細に表現する演技は圧巻でした。

取締役会でのハワードが印象的で、自分の状況以上に友達3人の悩みを熟知しアドバイスを贈る、大事な友人だからこそのハワードの深い愛を感じました。

ハワードの前に現れた愛・時間・死の3人は舞台俳優なのか?幻覚なのか?余韻を楽しむ映画でした。
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